日本百名山 17座目 鹿島槍ヶ岳・爺が岳 8/2-3
先週の八ヶ岳登山での出来を踏まえて、槍ヶ岳への登山計画は一旦秋以降に延期。今回はもう少し標高が低くて高山病の負担を減らせそうな、鹿島槍ヶ岳へ挑戦することになりました。ルートは、柏原新道~種池小屋~爺が岳~冷池山荘~鹿島槍のピストン。安曇野近郊のゲストハウスで前泊して早朝出発から、冷池山荘での山小屋1泊を挟んで、翌早朝に鹿島槍を目指す2泊3日の行程でした。1日目は天候にも恵まれ、順調に爺が岳山頂に到着!近くにそびえる、剣岳や立山連峰の雄大な景色に心を奪われました!眼下に広がる、種池小屋から爺が岳までの稜線歩きもこのルートの見どころで、花の百名山にふさわしく、コマクサやチングルマが疲れを癒してくれました。午後2時前には無事冷池山荘に到着して、明日に備えて体を休めながら夕暮れ時の景色をまったり堪能しました。翌朝はいよいよ本番。3時半起床で早々に山小屋を出発して鹿島槍山頂を目指しました。日の出と共に空と周囲が朝焼けで染まり、遠くには神々しくそびえたつ富士山や槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの山々が!!!これこそ今回の登山旅行で自分が見たかった景色でした。しかし何度も周囲や後ろを振り返り、朝焼けに色付く景色を堪能する事1時間余りたった頃から、何やら空の色に変化が・・・そして急速に雲と霧が鹿島槍山頂から稜線東側を覆いだし、みるみると視界がガスっていくではないか・・・先ほどまでの絶景は瞬く間にガスの遮られ、強風に煽られる事もしばしば。布引山へ向かう途中から鹿島槍山頂までの道のりは、快適な稜線歩きから過酷な登山に変化し、山の天候がどれだけ変わりやすいかを身をもって体験したのでした。それでも出発から2時間程で、高山病で体調のすぐれない妻の頑張りもあり、どうにか2人で無事鹿島槍山南峰に到着!!!山頂にて記念写真を撮ることが出来ました!下山はペースを上げて、ひざの痛みが発生する事無く登山口に到着出来たので、思っていたより楽で時間も短縮出来ました。今回は、北岳以来5年ぶりの山小屋泊登山でしたが、登山の魅力を再発見する事が出来たとても充実したものとなりました。
そうそう、写真ないですが、下山時に雷鳥の親子にも遭遇出来ました!!!